パスが長すぎて削除できないファイルを削除する方法
自動テストを仕込んだときなどにパスが異常に長いファイルが作成されて、通常のWindowsの画面操作からだと「ファイル名または拡張子が長すぎます。」と表示され、削除できなくなったことがありました。
めったに使うことはないのですが、だからこそ忘れてしまうので対処方法を置いておきます。
試したことがあるのは、以下の2パターンです。他にもたくさんやり方があります。
ローカルフォルダ内の場合
- コマンドプロンプトを起動し、問題のファイルがある場所までディレクトリ移動します。
- 以下のコマンドを発行し、問題のファイルの8.3形式*1のファイル名を表示させてください。
dir /x赤い丸で囲っている短くなっているファイル名が8.3形式です。 - 以下のコマンドを発行し、ファイル削除を行ってください。*2
del [8.3形式でのファイル名]
ネットワークフォルダ内の場合
ロングファイルネームは、パス全体の長さで判断するのでファイル名ではなく前半のパス部分を短縮すれば問題なく削除できます。
つまり、ネットワークドライブに割り当ててしまえば解決です。*3
割り当てたネットワークドライブからフォルダを表示して削除しちゃいましょう。
Excelファイルから作成者や更新者といった個人情報を削除する方法
フォーマットファイルや分析結果、Excel方眼紙の申請書(うげー)だったり、顧客にExcelファイルを渡す場面が結構あるのですが…。
案外みなさん放置しているのが、Excelに自動的に保存されてしまう「作成者」や「更新者」といった個人情報です。
社内で利用する場合は、誰が作って更新したかが分かっても別に構わないうと思うのですが、
顧客にわたす際には、こういった個人名が残っていたりするといらぬトラブルの元ですね。
そもそも組織として提供するものなので、個人名が出ているのは困りますよね(提供品を顧客がどうばら撒くかもわからないですしね)。
様々な場所や場面で定期的に周知しているので、こちらにも残しておこうと思います。
Office 2010,2013,2016での設定方法です。
- 個人情報を削除したいExcelファイルを開きます。
- Excelの下記メニューをたどってください。
ファイル>オプション>セキュリティセンター>セキュリティ センターの設定>プライバシーオプション>ドキュメント検査 - 表示された画面で下記の場所にチェックが入っていることを確認します。
「ドキュメントのプロパティと個人情報」
※デフォルトは全部チェックが入っています。確認する必要がないものはチェックを外しましょう。 - 「検査」ボタンをクリックして検査が終わるまで待ちます。
- 検査結果が表示されたら、「ドキュメントのプロパティと個人情報」の欄にある「すべて削除」ボタンをクリックします。
- 画面をひとつ戻って「ファイルを保存するときにファイルのプロパティから個人情報を削除する」にチェック入れます。
- 「OK」ボタンをクリックしてオプション画面を閉じていきます
こんな感じで次から個人情報は削除されます。
ただし、誰かが個人情報を保存するようにしてしまった場合はまた自動的に保存されるようになります。
複数人で触るファイルは毎回確認するくらいの慎重さがあってもいいかもしれませんね。
特に新規参入者がいる場合はこの設定を知らないことも多いです。
くどいくらいに周知していくのがいいでしょう。