なとりうむのメモ帳

アナログな趣味が多め。好きなことをメインにごく稀にTipsとかも書きます。

Internet Explorer 11のファイルダウンロードの表示差異

最近、Internet Explorer 11のファイルダウンロード時に表示が異なっていて困ったので少し調べました。
ご存知の方も多いかとは思いますが、IE11のファイルダウンロード時に表示される保存確認時に表示されるのは下記三種類があります。

  • ダウンロードダイアログ
  • 通知バー
  • ダウンロードマネージャー

表示条件については下記のページに記載されています。
重要な部分のみ引用しておきます。

ファイル ダウンロード時の通知バー、ダイアログ、ダウンロードの表示と追跡について – Japan IE Support Team Blog

上記 3 つの画面のうちどのタイプが表示されるかは、以下の条件によって変わります。

  • ウィンドウの種類
  • HTTP 応答のヘッダー"Content-Disposition: attachment" の付加状況
  • ファイルの種類 (COMで開けるファイルかどうか)

これらの条件と表示されるタイプをまとめると以下のようになります。

  通常ページ (window.open含む) showModalDialog 関数 (showModelessDialog関数)
attachment あり attachment なし attachment あり attachment なし
COM で開ける (※1) 通知バー ダウンロード ダイアログ (※2) ダウンロード マネージャー ダウンロード ダイアログ (※2)
COM で開けない 通知バー 通知バー ダウンロード マネージャー ダウンロード マネージャー

IE8 と同様のダイアログ ボックスを IE11 で実現したいというお問い合せをいただきますが、IE11 では、IE9 から導入されたダウンロード マネージャー機能によって上記 3 つのいずれかの表示となりますのでご了承ください。

※1「COMで開けるファイル」とは
ファイルの拡張子に関連付けられているアプリケーションが COM のインターフェースを持っており、 IE から COM 経由で呼び出すことが出来る場合に「COMで開けるファイル」と判定されます。 一般的には Office ファイルなどです。

※2 コンテンツのつくりによっては PDF ファイルなどブラウザ上に直接表示する場合があります。

この基準で表示されるため、どれかひとつに固定するということができません。
表示画面に対して何か処理したい方はご注意ください。
この辺の話でセキュリティのダイアログのネタもあるので、また今後書きます。