なとりうむのメモ帳

アナログな趣味が多め。好きなことをメインにごく稀にTipsとかも書きます。

"ミスミソウ"のご紹介

私が大好きな作品をご紹介しているシリーズ(?)ですが、
"ミスミソウ"のご紹介です。
押切蓮介さんの超有名作品です。

ちなみに前回は "變愛 -奇妙な恋人たち-"を紹介しました。

na11-nato.hatenablog.com

実写映画化になったので映画で知った方や、別作品経由で知った方もいらっしゃるでしょう。 
みなさんは"ホラーM"というぶんか社さんのホラー漫画雑誌があったということをご存知でしょうか?
その界隈の方でしたら超有名雑誌です。少しマイナーではありますがホラー専門漫画雑誌ってちょこちょこあるんですよね。
そして、毎月楽しみにしていた読者のうちのひとりです。それが隔月になり…休刊し…。
今では"デジタルホラーM"として電子書籍限定の雑誌として刊行されています。*1
ホラーMで全作品、隅から隅まで読んでいた程気に入ってた雑誌です。
そこで連載されていたのがミスミソウです。
えぇ、思いっきりのホラー作品です!

ミスミソウ 完全版(上) (アクションコミックス)

ミスミソウ 完全版(上) (アクションコミックス)

  • 作者: 押切蓮介
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2013/03/12
  • メディア: コミック
 
ミスミソウ 完全版(下) (アクションコミックス)

ミスミソウ 完全版(下) (アクションコミックス)

  • 作者: 押切蓮介
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2013/03/12
  • メディア: コミック
 

 現在では連載当時から加筆修正され、完全版として上下巻で発売されています。
かなり後味が悪いお話であることだけ最初に宣言しておきましょう。
ギャグマンガを書かれている押切蓮介さんしかご存知ない場合はかなり覚悟して読まれたほうがいいと思います。
脅かしてばかりですみません。苦手な方は結構いらっしゃると思うので…。
東京から卒業間際の時期に雪の多い田舎に引っ越してきた中学3年生の女の子が主人公の話です。
主人公はいじめらてしまうのですが、思春期独特な精神の不安定さ、すれ違い、幼いからこその嗜虐などが絡み合い事態はどんどん悪化していきます。
最初から最後まで幸せな要素はありません。
おどろおどろしく激しい展開ですが、全てが雪に埋まっていくような静けさも感じられます。
かなり過激な作品ではありますが、読み応えがありますので悲惨なストーリーに耐性がある方はぜひ読んでみてください。

ちなみに映画はこちらの小説版がベースになっているそうです。
オリジナルエピソードも入っているのだとか。
私は小説は読んでいませんが、興味が出た方は合わせてどうぞ。

小説 ミスミソウ (双葉文庫)

小説 ミスミソウ (双葉文庫)

 

 

*1:配信されているサービスを私は利用していないので読めていないんです。