なとりうむのメモ帳

アナログな趣味が多め。好きなことをメインにごく稀にTipsとかも書きます。

働き方改革って大抵続かないよね

最近よく話題にあがりますよね”ワーク・ライフ・バランス”とか”働き方改革”とか。
職場で取り組めー!って言われている人も多いのではないでしょうか。
まあ、そのうちのひとりでございます。

こんな記事がありました。

logmi.jp

"礼儀正しく時間を奪う"キャッチーな言葉ですね。でもそれは正しいと思います。
よく見かける光景ですよね…。自分が巻き込まれることも多々あります。
細かい方法については今回の話題ではないので一旦置いておくとして。
実際の体験や様々な人から聞いたり読んだりした情報などを書き残しておこうかと思います。

大抵、職場で"働き方改革"をやれって言われても続かないんですよね。
それは組織的にも、個人的にもいまいち目標とか動機とかが明確になっていないことが多いからではないでしょうか。

紹介した記事ではこのように書かれています。

しかし、残業代は減っていないんです。5パーセントしか減っていません。ですが、ワークライフバランスは跳ね上がっているんです。

結果を示した画像も貼られていますので、元記事をどうぞ。
もしこれが「残業代を10%削減する」が目標であれば未達となってしまいますが、違うポイントを主軸に置いていたということです。
結局その職場で何をしたいんですか?という話になると思うんですよ。

  • 長時間残業が問題。残業時間を何%(何時間)下げる。
  • 結婚や子供が産まれるといったライフステージの変化などで人が辞めてしまう
    家庭環境の変化での離職率を何%下げる。
  • 特定の人に業務が偏っていてその人のみ長時間残業になっている。その人が倒れたら業務が成り立たなくなる。
    特定の人物の総作業量を何%下げるなど。

ぱっと思いつくのを適当に並べてみました。
何を一番にするかによって、やることが変わるはずなんですよね。
残業時間を減らしたと言うなら仕事を減らすしかありません。何をやめるかを決めて場合によってはお客さんにお断りする必要があるでしょう。もちろん自動化もひとつの案ですね。
家庭環境の変化で辞める人を減らしたいのなら、リモートワークや業務時間を自由に調整できたり、自宅でも安全に業務の情報にアクセスできるITインフラの整備や、場合によっては会社の規定を整備する必要があるかもしれません。この場合は残業時間が直接的な原因とは限りませんね。残業は少ないけど融通が利かなくて困っているだけかもしれません。
何を一番大切にして、それを達成するためならば他の要素は後回しする。
というくらいのひとつの目標が必要だと思います。
全て上手くいくようにしろって言ったって1日24時間しかないですからね…。
そもそもそれができるなら端から現在のよくない状況にはなっていないわけですからね。

また、初年度は上層部の勢いもあってなんとか乗り切れることも多いのですが、2年目以降になるとなんとなく"なあなあ"になることが多いと思います。
それは「結局何も改善されなかった」「成果をあげても評価されない」「ゴールが薄れてる」「ロードマップが明確でない」「やらされ感」「切羽詰まってない」辺りの理由が多いかと思います。
本気で自分に必要だと思ったりプラスになると思うなら勝手にやりますからね。

押し付けられた"働き方改革"ははっきり言って害しか生みません。
トップダウンできてしまった場合は、きちんと背景やなぜそれをやりたくて何のためにやるのか、何がゴールかの説明を求めてください。
上辺の話ではなく、実態を語ってもらうように求めてください。
明確に示さない奴の言うことに従う必要はないと思います。
「お前らが考えろ」と言われるパターンもありますが、それは上層部(幹部社員)とかの意識が低い(切実さがない)ことが多いのでうまくいきません。
なぜなら、全く協力の姿勢を示さないどころか邪魔になることをするからです。
設備には予算が必要ですし、場合によっては仕事を断ったり、会社の規定を変えなくてはいけないからです。
また、先にあげた「成果をあげているのに評価されない(むしろ残業時間減って残業代が減って給料安くなるとかそういうの)」に繋がります。
そういう職場は離れるかまともな上にすげ替えてもらった方がいいでしょう。

気が向いたり、要望があれば具体的な取り組みについても別途書こうと思います。