なとりうむのメモ帳

アナログな趣味が多め。好きなことをメインにごく稀にTipsとかも書きます。

あまり家電にこだわりはないがその中でもよかったもの

今週のお題「マイベスト家電」
正直あまりこだわりの家電というものはない…。
PCが比較的こだわってるかもしれないけど、既に年数経ってるから自慢できるようなスペックでもないしなぁ。
などと考えていたら一つ思いつきました。
安くて買って良かった家電!お気に入りの家電。

コレスのコーヒーメーカーです。
水分摂取量が多めでかつコーヒーはほぼ飲まずお茶が大好き。
そんな人間の要件を満たすお茶を淹れることができるコーヒーメーカー!
そもそもお茶メーカー?(と言っていいのかしら)がそもそも種類が少なすぎるんですよ。
コーヒーメーカーみたいに気軽に飲みたい。
こだわりは少ないから、大容量でお湯を沸かしてくれ勝手に抽出までしてほしい。
そんな人向けな品を探しており、昨年購入しました。

お茶メーカーが少ないのは、おそらくコーヒーより抽出時間がかかるためお湯を塞きとめる機構がめんどくさいからだと予想しています。
実際コーヒーとお茶でフィルター部分が異なっており、お茶用はかなり大きくお湯が出てくる部分が絞られているんですよね。
紅茶・高山茶・玄米茶・ほうじ茶・ハーブティーあたりはOKで緑茶はちょっと向かない感じがします。
ハーブティーも紅茶と大きく異る抽出時間を理想とする種類は向かないと思います。
ハーブティーはそもそも試行回数が少なくコメントができないです…。

水のタンクが取り外し可能になっているのが嬉しいです。
タンクだけ洗ったり、タンクの受け皿部分も掃除できてよいですね。
口コミで水が漏れるというのを見かけましたが、おそらくそれはタンクに水を限界量を超えて入れているのが原因だと思われます。
限界量を超えるとタンクを本体に取り付ける用に引っ掛ける部分から漏れちゃいますよ!

プラ部分が熱に弱いとの口コミもありましたが、冬場は毎日複数回稼働させていましたが元気です。
ただ購入してから1年以上経過しているわけではないので、もっと時間が経ったらどうなるかはまだ不明ですね…。
説明書に、抽出後電源を入れっぱなしにしないでと記載されていたのでその辺のも関係あるかもしれません。

ヒーターもついているのですが、先述の通り電源の入れっぱなしを禁止されているので、保温機能としては使えません。
そもそも煮詰まっちゃうから電源入れっぱなしにするなと明記されています。
保温したい方は専用のティーコージーを手作りするか、保温用のポットに移す、根本的に保温可能な機種を探すことをおおすすめします。
私は消費量とペースが早いので困ってません!

夏は基本的に冷たいお水・炭酸水を好んで飲むのですが、極稀に冷たいお茶が飲みたくなった時にはこれで淹れて、粗熱が取れたらサーバーごと冷蔵庫に突っ込むことで対応しています。

具体的な機種名は以下の通りです。
興味がある方は見てみてくださいね。

銀の弾薬も救いもないよ

読んだ本の感想です。
消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ
高橋和巳

本書を手に取った経緯

私は長年生きづらさ、希死念慮に耐えたり、向き合い続けてきています。
あまりにも生きづらく、どうにかもう少し楽にすることはできないのかと超短期間ですが初めてカウンセリングサービスをオンラインですが利用したことがあります。*1
自身が意図的に自覚しようとしていなかった思想の部分や、パートナーとの距離感、家族との関係性など開示し情報整理、会話することにより「ああ、やっぱり」と思ったり「そのような表現方法もあるのか」などと、少なからず身近な人ではない赤の他人に開示したからこそ得られたものがありました。
結局価格が高かったので、お試し期間のみで利用終了してしまったのですが「なるほど、カウンセリングとはこういう感じのものなのか」と雰囲気をつかんだところでした。

また最近体調を崩し、メンタルクリニック通いをしているのですが本格的にカウンセリングを受けるか否かを悩んでいました。
やはりネックは価格で、保険適用ができないことが多いためどうしても高額になってしまうんですよね。*2
そこで自身がまず学んでみようと思い立ったわけです。
「何でも自己解決しようとするのは悪い癖だよ」と知人が言うのが目に浮かぶようですが、やはりカウンセリングは高価すぎて手がでません。*3
ロジックを理解して知識となれば一生ものですし、活字を読むのはもともと好きなので本にお金をかけたほうがよさそうと判断したためです。

生死をさまようような過酷な虐待を受けたわけではありませんが、少しおかしい環境で育ったという自覚はあるので本書を手にとってみました。
他にも治療のロジック的な本も合わせて手元にありますが、お話仕立てでとっつきやすいのでこれから読むことにしました。

本の内容

本書は高橋和巳さんという精神科医師によって2014年に出版されました。
著者が担当した患者さんとのやりとり(カウンセリング)を受けて、「普通に生きてきた」著者の生死や社会に対する感覚・理解・視点と「虐待を経験しつつもなんとか生き延びてきた大人」である患者のそれとの差を感じたことが本書を書くきっかけだったようです。
大きく回復している事例を取り上げ、カウンセリングで患者が語った言葉やそれの変化について著者の分析(というか感想)が添えられている本です。
基本的にそれらを踏まえて治療方法として体系化する的な話は一切ありません。
感情的な部分にのみフォーカスしている、エッセイとして読んだ方がよい内容である点はご注意ください。

感想

「こんなことわざわざ書くこと?」 「言いたいことは理解しているけど、世界の感じ方、生きづらさ・希死念慮も減ったことはない」
が最初の感想でした。
そんなの自身の経験と向き合い続けている側からしてみれば理解できていると思います。
もちろんあまりに過酷な経験過ぎたり、その人のキャパオーバーした経験をしている場合は記憶や感覚、感情に蓋をしなければ生きてこれなかった人は別でしょう。
そもそも向き合う余裕なんかなかったわけで、とにかくその瞬間生きるか死ぬかということですから。
そのような方は現在大人になっており十分加害者から距離が取れているのであれば読んでみてもよい本だと思います。

個人的には、終始きれいな部分だけ切り出しているし深刻さは「普通」の人には伝わらないと口の中をもごもごさせてしまいました。
いくら治療とはいえ、語る側もわざわざグロテスクなことを言いたくないのでマイルドにするものですし。
あまり異様で不気味な内容になっても読者に受け入れてもらえないから削ぎ落としているんだと解釈しました。

「当たり前のことしか書いてないな~ハズレだったかな」ともにょもにょしていたら、本書で出てくる患者さんの言葉がそのまま本書にも当てはまる!と強く感じたので引用させていただきます。

哲学書の説明がとても不思議だった。当たり前のことを、なんでこうもくどいくらいに論じるんだろうと思った。 最近、その違和感の原因が分かった。哲学は『普通の』人用に書かれているのだと理解して、それが納得できたのだ。

この「哲学書」を「本書」に置き換えればぴったりだと思います。
あくまでも、身近にこのようなことで苦しんでいる人を理解したいけどさっぱりわからない人または、経験が過酷すぎて蓋をしてきていたけど初めて向き合ってみようと思い始めた方向けです。

「結局は自分との戦い」でしかないってことですね。
自身の人生だから当然ですけど、銀の弾薬もありませんし、誰かが救ってくれるなんてこともありません。 逃げ道はなく、徹底的に自己と向き合い続けるしか方法はなく、周りとの齟齬を日々感じながら苦しむしかないんです。
せめて外側だけでも「普通」に見えるようにと我慢、努力にしがみついている手を離せるかどうかで若干気持ちが楽になるかどうか、それも確約はないって話でした。
ある意味それって世捨て人になることと同義だと考えますね。
持ってないから求めて頑張っちゃってるんですから、それが簡単なことでないのは容易に想像がつくと思います。

最後に

既に己と戦っている人で本書を読もうとしている方はハッピーエンドのお話を楽しむ感覚でOKです。
回復したって例が提示されていることはよいことですからね。
でもこの内容通りに進んでいないということに落ち込まないでください。
私もうまくいっていない側ですし「そんなことレアケース中のレアケースでしょ」とまで思っています。
本書で取り上げられている事例はごく一部です。
また個人の感性の差や症状の種類や程度の差も影響します。
今苦しんでいる方が本書でさらに心を痛める必要は微塵もありません。
苦しくなったら読むのを止めて温かいお茶を飲みましょう。

*1:その話はまた別途記事にしてもいいかもしれませんね

*2:認知行動療法は保険適用内だったりするようですが

*3:カウンセリングの価格自体は妥当だと思います。きちんとその道で学習した専門職の方を30分~1時間専有するわけですし、実施場所の賃貸やカルテの管理とか諸々の手間を考えれば安く済むサービスだとは思えません。

アロマキャンドルにうっすらハマりだした

もともと香水や精油など香りを楽しむものが大好きなのですが、最近アロマキャンドルにもハマり始めました。
きっかけは、メゾンマルジェラのレプリカシリーズのアロマキャンドルが発売されたことです。
レプリカシリーズは複数持っていてよく利用していたので、アロマキャンドルも気になったんですよね。
私が購入したのはスプリングタイムでした。
www.cosme.com

アロマキャンドルいいじゃん!となった私は色々調べたのですが、蝋の種類や、芯の種類、容器など香りではない部分についてもこだわりポイントがあるのですね。
蝋なら、パラフィンワックス・ソイワックス・蜜蝋
芯なら、H芯(一般的なもの)・D芯(大きめキャンドル向け)・ウッドウィック
容器なら、ガラス、缶、容器なし
この辺がよく使われるものとのことです。
蝋の種類によって温度や香りの出方が変わるそうですし、芯は種類だけでなく太さの違いもあるそうです。
私はまだそこまで沼にハマっていないので、素材は気にせず気軽に使えるガラス容器のものを選択しています。

2つめに購入するアロマキャンドルはウッドウィックにしようと決めていました。
木の芯なので燃えるときにパチパチと音がするそうです。
焚き火や暖炉動画を好んで視聴しているので、木が燃えるときの音がするのが魅力的でした。
そこで選んだものが以下のものなんですが……。

これがかなり大きいですです。
80時間は燃焼できるそうで、きれいに使い切るには1回あたり4時間以上灯すのを推奨らしいです。
これだけで非常に大きいことは伝わるでしょうが、ぜひ上記リンクの商品画像やレビューをぜひ目を通してみてください。よりサイズをイメージできますよ。
私も事前に商品画像やレビューを読んでいたのですが大きいことはわかっていたのですが、実物を見て触ると巨大さに思わず笑っちゃいました。
参考画像として一般的な大きさのステンレスタンブラーと並べた写真をご覧ください。
この迫力、ちょっとびっくりしちゃいますよね。
タンブラーと同じくらいの背丈で、しかも径はタンブラーより大きいですからね。
ガラスもキャンドルの熱に耐えれるように厚めになっているので重量もすごいですよ!

香りは甘めの香りです。結構ジャスミンを感じるような気もするのですが、香りの嗅ぎ分けが得意ではないので詳細不明です。
私はかなり好きな香りなので大満足な商品でした。
きれいに使い切るには長時間灯す必要があるので、甘い香りが不得意な方は他の香りを選択することをおすすめします。

また、ウッドウィックの爆ぜる音については頻度は少なく音も控えめです。
そもそも木に含まれる水分が影響して音が鳴るので、しっかり蝋を含んでいるキャンドルであれば鳴りにくいのも納得できます。
大きく爆ぜないということは火花も散らないということですし、安全に利用できてたまにパチッと音がするというのはいいとこ取りですね。
通常の芯より幅があり、火が大きくなりやすいのが注意ポイントですね。

レプリカシリーズのキャンドルでは長時間灯しているとなんとなく鼻の奥がイガイガするというか、調子がよくないなということが多かったです。
このキャンドルは4時間灯しましたがそういったことがないので嬉しいです。
ワックスの種類*1が関係しているのか、レプリカシリーズのキャンドルの香料が合わなかったのか原因は不明なんですけどね。
やはり異常がだったというのがわかったので、今後は念のためパラフィンワックスの品は避けておこうと思います。
香料の相性は他ブランドを使っていくうちにわかってくると思うので、体調変化がないか自身を観察しながら楽しんでみます。*2

*1:レプリカシリーズはパラフィンワックスでLA JOLIE MUSEのこの商品はソイワックスです

*2:レプリカシリーズの香水を使っても、精油ディフューザーで散布しても異常が出たことなかったので、ワックスの種類かなと予想しています